FC2ブログ

デジタルモンスターカードゲームGGT2019 個人レポート

大会レポ
04 /14 2020
「勝ち」を意識してプレイするようになったのはいつだったでしょうか。

いつからか、大会に出る時はいつも勝つ事を第一に考えるようになっていました。

その中で身に着けてきた思考がいくつかあります。一つが「人読み」です。
普通TCGの大会では「メタ読み」をしますね。どのデックが多いだろうからそれに強いデックを持ち込むといった読みです。

しかしデジモンカード、とりわけ交流会環境ではその考え方はあまり意味のない考え方です。人読みをするなら「そのデックが強いのは知っているが、具体的に誰が使うの?」と考えます。このデックが強化されたからteir1、と言う考え方もしません。いくらマタドゥルモン、ファイター、ヴォルクが強いと言ったって、実際に当たらなければいないのと一緒です。

人数の総数が少ないため、参加する全員に対して「この人はこれを使うだろう」とミクロな視点でデックを当てていく方が確実なのです。

しかし、普段はそれでいいのですが今回の大会はGGT。今まで会ったことのないプレイヤー、出会ったことのないデックが相手です。いつもやっている人読みが上手くいくでしょうか


まずは韓国勢の事を知ることにしましょう。

덴맨(デンマン)さん、前までラティハルさんだった方。予選でも非常に成績がよく、特に非戦闘デックを得意にしている。
소나기(ソナギさん)、今回の韓国代表の中では最も読みにくいプレイヤー。ハースストーンの有名プレイヤーらしく、そもそもTCG全般が上手なのだろうと予想できる。
몽테스토(モンテスト)さん、戦闘デックを好んで使うプレイヤー。マタドゥルキラー、らしい。
Johnさん、いろいろなデックを高いレベルで使える強いプレイヤー。何度か一緒に戦ったり練習したりしたので韓国勢の中では一番わかる。




……

………いやわからんて。やめましょう。人読みは相手への深い理解あってこその一点読みであって、会った事も対戦した事もない人をブログを漁るだけで理解できるわけがありません。理解したつもりになって読む方がマイナスです。

「人読み」はできないし、しない。


次に考えた拠り所は「最強のデックを使う」というものです。

だれがどんなデックを持ってくるのか全く分からないとしても、自分のデックがどんなデックにも勝てる最強のデックであれば問題ない。そういう理論です。

そんなものあるなら苦労しねーよ!と言いたい気持ちはわかりますがまあちょっと待ってください。

そもそもデジモンカードに苦労して取り組んだ人なんているんでしょうか?

例えばMTGの専業プロはプロツアーの前であれば新弾発売から毎日朝から晩までMTGの研究を重ね、また大会前でなくとも毎日数時間日常的にプレイをしていると言います。
またプロでなくても数千、数万人のプレイヤーが日夜研究を重ね日々研究が進んでいくので、あらゆるデックが試されてちょっとやそっとでは攻略できない「環境」と言うものが作られていきます。こんな中では誰も知らない最強デックなんて都合のいいものはできないでしょう。

でもデジモンカードではどうでしょう。

圧倒的な実力のあるプロもいなければ、膨大な数のプレイヤーもいない。
環境の研究と言ってもX7やファイターの様なデザイナーズデックですらまともな理解が何か月も進んでいない。

あくまで日本の環境についての評価ですが、まだまだ全然進んでいない。掘り下げる余地がありすぎると感じていました。
ちなみに前環境はこれ以上ないぐらい掘り下げられた自信がありました。マタドゥル、ヴォルク、インペコアの3竦みが他のデックよりも頭一つ抜けて強かったと確信できたからです。それに比べるとPE環境は正直全くです。
ファイターとX7が注目されたと思ったらマグナやDSCが台頭し、ヴォルクやマタも終わったと思いきやまだまだ勢いは死んでいない。群雄割拠と言えば聞こえはいいですが、これは環境初期で流行り廃りがころころ変わる時期なだけです。それがずっと続いているなあと感じていました。

だから環境理解に力を注ぎました。
有力と思われるデックそれぞれについて戦績を記録できるスプレッドシートを作成、共有してデータを集める事、デジカの話ができる場を作ること、ひたすらデックを考え回すこと。

…とまあ色々やったのですが、結果様々な原因によりそれほどうまくいかないことが分かったので止めました。
一番ダメだったのは、特定のプレイヤーが全力で力を入れて取り組んでいるデックだけもりもり勝率が上がっていくことが分かった事です。フラットなデック相性のデータが取れない。

しかし分かったこともあります。デジモンカードは上手い人が強いデックをひたすらに極めればそれ以外のデックにはいくらでも勝てるようになるということです。これで上手い人がひたすらやり込んだ相性の悪いデック以外には勝てるようになります。

そこで一番デックのポテンシャルが高いと感じたファイターをひたすらやり込むことにしました。
マタドゥルモンは常に候補にあったのですが、予選で一度も勝てなかったことと、流石に掘り下げる余地が無い事が無視できずやめました。今思えば知らない相手に一番慣れたデックで挑むのは方針としても一貫していますし、立ち位置も悪くなかったですね。

ファイターの研究結果はこちらにまとめてあります。

-------------------------------------------------------------------

とまあここまで随分遅くなってしまいましたがここからGGTレポートをば。

1戦目 vs덴맨(デンマン)さん 勝ち

初戦は韓国勢vs日本勢になるようマッチングされていました。
僕の相手のデンマンさんは韓国の第一回予選で早々に権利を獲得した後、第二回予選でも優勝しているトップクラスの実力者です。第四回予選を終えても権利が無かった僕とは天と地の差がありますね。
とは言え相手のデックはアルカディロック。そういう相手の為のオメガモンが無双の活躍を見せて勝ち。流石にデック勝ちだった事は否めません。


2戦目 vsしぐーさん 負け

お互いにデックをほぼ知っている相手。リストを見せあったわけではありませんが何を使うかは確信しています。どんな対策が入っているのかも。
あちらのデックはほぼ間違いなくテリアヴォルク。となるとゲーム展開としては1ターン目負けから2ターン目以降デュークでロックをかけて準備が出来次第ブレードを連打するプランです。ロックをひたすらやり通してJFブレードで決める手もありますが、それを防ぐ為に相手のデックにはダンシング・ターイムが入っているに決まっているので前述のプランになります。
こちらのプランの隙になるのは1ターン目。ヴァイスでレベル3やデスマッチをINされるとロックが十分に機能しなくなるので本来の相性通りあっさりシュートされて死んでしまいます。
さて勝負の1ターン目。相手ヴァイス2枚。負け。


3戦目 vs몽테스토(モンテスト)さん 勝ち(配信卓0:05:00ぐらいから)

相手はマタドゥルモンキラーとして有名なプレイヤー。戦闘デックの確率が高いでしょう。
戦闘デックと言えばファイターはズバオメガに弱いです。またファイターミラーについても経験の差から韓国勢には劣ると考えられます。勝つプランは用意してありますが、それを対策された場合の対応は自力と経験が物を言うので分が悪いでしょう。その二つのデックであれば総じて不利と思われます。

第一ターン、公開されたレベル3はズバモン 。ズバオメガなら概ね負け。

とは言えやらないわけにはいきません。幸い一ターン目から出現インコネ援護の準備が出来ていたので出現して勝ち。
その後ずっとノイズリードバーンを恐れていたのですがあんまり来ず。リード粒子化8でファイターを落とされはしましたが、とにかくバーンが来ません。ついでにデスマッチも来なかったので悠々とデュークロックで時間を稼ぎます。
そいで寿命を迎えて粒子化も剥がし、いい感じに2連ブレードの準備も整ってきたのでブレードを振ったら一発目でレベルⅢが引けなかったようで勝ち。
配信を見るとギリギリまでミミを引きつけていたりブレードを振るちょうどそのターンにズバモンを捨ててしまっていたりと、かなり僕に都合のいい方向に「あと一手」が重なっていたようです。危なかった。


4戦目 vsハカセさん 勝ち

何を使うかはわかりませんが、これと言った自信のあるデックは恐らく無く、また未知のデックを用意する時間も無かった筈です。
となると、明確に不利なズバオメガ辺りでなければ概ね勝てるでしょう。
公開されたレベルⅢはブイモン。前々からRe-137オメガモンを使いたいと言っていた事を考えればこれは同型対決でしょう。マグナは性格的に握ると思えない。

案の定同型でした。同型対決はデックの理解度が深い方が勝つので流石に制作者である僕が勝ちます。


5戦目 vs(소나기)ソナギさん 負け(配信卓1:45:00ぐらいから)

ファイターミラー。デスマッチがメインに入っていてX抗体を先に貼られてしまったらこちらの強みは殆どないわけで、打つ手なしで早々に負け。

6戦目 vsJohnさん 負け

公開されたレベルⅢはテリアモン。これはヴォルクドラモンと予想できます。
さっきの試合の様にヴァイス2枚とはいきませんが、1枚だけは通されてしまいます。
ですがここまでなら許容範囲、2ターン目にファイター出現、デュークで逃げて3ターン目にはブレードを振って勝負を決めにかかります。
ここで決められれば楽だったのですが、レベルⅢを引かれていました。まあ想定内です。もう一度ブレードを決めれば…と思っていたところに公開されたのはハグルモン。

1秒ほど脳がフリーズしました。

ブレードで勝てない=速攻できない+ヴォルクドラモンには元々不利→負け
どうしましょう、勝てる見込みゼロです。
一応相手が死ぬほど事故ることに期待して年季を入れましたが当然間に合う筈もなく負け。今やり直すなら秘めをサイドインして都合よく進化させられたらブレードで首を跳ねるというプランを狙うしか無かったと思います。年季よりはマシ。

ここまでで3-3。決勝進出の目はもうありません。ならせめて勝ち越して終わりたいと思います。

7戦目 vsアリトさん 勝ち

予選最終戦はアリトさん。ここまで5-1という素晴らしい成績。勝てば一位通過、負けても予選通過は確定していたはず。
序盤に2-0していた後しぐーさんに待ったをかけられて2-1になったのは知っていましたが、その後全く勢いが衰えないとは。恐ろしいプレイヤーです。
ここで勝てば彼の事ですから勢いそのままに優勝してしまう筈で、日本勢の優勝は喜ばしい事なのですが、とは言っても僕だって負け越しなんて情けない結果に終わりたくはありません。全力でやらせてもらいます。
アリトさんのデックは知りませんが、でも100%ケルビモンです。ケルビモン相手では如何に粒子化を通すかが全て。粒子化を通せば数ターン好き放題できるのでその隙にブレードを2連打すればほぼ勝ちです。粒子化8を使われてしまったらオメガモンを連打して時間を稼ぎつつ寿命を狙うも良し、英雄のリミットを待つも良し。

というプラン通りに勝ち。相手がヴァイスを引けない不運もありましたが、まあデックがわかってればこんなもんです。



という訳で僕の最終成績は4-3。

日本勢には2-1、韓国勢には2-2と、よく知った相手には強いけど未知の相手にはそこそこの結果が出てしまいました。プレイスタイルと言うか、取り組み方を考えれば妥当かも知れないですね。
数では勝ち越していますが順位では下半分なのでちょっと悔しい気持ちもあります。

この後決勝ではしぐーさんとアリトさんが熱いバトルを繰り広げ、予選1位の有利をそのままにしぐーさんの優勝となりました。
しぐーさんとは特に多くの時間一緒に練習をした仲間なので、優勝した事は半分くらい自分の事のように嬉しかったですね。

全選手の最終結果は
優勝 しぐーさん 予選5-2(vs韓国勢2-2、日本勢3-0)
準優勝 アリトさん 予選5-2(vs韓国勢4-0、日本勢1-2)
3位 소나기(ソナギ)さん 予選4-3(vs韓国勢2-1、日本勢2-2)
4位  Johnさん 予選4-3(vs韓国勢2-1、日本勢2-2)
5位 八坂 予選4-3(vs韓国勢2-2、日本勢2-1)
6位 モンテスト(몽테스토)さん 予選2-5(vs韓国勢1-2、日本勢1-3)
7位 ハカセさん 予選2-5(vs韓国勢2-2、日本勢0-3)
8位 デンマン(덴맨)さん 予選2-5(vs韓国勢1-2、日本勢1-3)

これを見ると、しぐーさんと僕は知ってる相手には強く未知の相手にはそこそこと言う具合ですが、アリトさんは真逆で彼の事をよく知っていないと勝てないと言う強者そのものな結果を残している事がわかります。
改めて決勝進出者のレベルの高さを感じました。

---------------------------------------------------------------


と言う訳でぼくのGGT2019はこんなところです。

勝ちをひたすらに求め丸1年やってきた結果で、これが運も実力も合わせた今の結果だと思います。

願わくば次こそ世界一の座に着けるように、今まで以上に「勝ち」を求めていきたいですね。
スポンサーサイト



コメント

非公開コメント

八坂

旧デジモンカードシーズン1、
アルティメットバトルルールには明るいです。