デジモンカードシーズン1の話
シーズン1
おはようございます。私立ばあちゃる学園アイドル部がほんともうめっちゃすこな八坂です。
シーズン1の事を久々に話す機会があって楽しくなっちゃったので以前書いた記事など見直していたのですが、シーズン1の環境の事をまとめている記事が無かったので今回改めて書こうと思いました。
・はじめに:シーズン1とは
というかまずはシーズン1って何でしょうか。
デジモンカードシーズン1とは、スターター1~2、ブースター1~4までの頃のカードプールを指して言います。
収録弾を言われてもピンとこない人も多いと思いますが、デジモン的にはちょうどアドベンチャーから02に変わる時期です。
なぜここでシーズン1という区切りをつけているのかというと、このタイミングでカードデザインが変わるからです。

これがシーズン1で

これがシーズン2です。
わかりますかね?攻撃力と能力欄の他に新しく情報欄が追加され、バトルタイプの向きが相手側に変わりました。
また、情報欄の追加に伴い、ほとんどのデジモンに特殊能力が実装され、ゲームとしての戦略が大きく変わりました。遊戯王も最初期はバニラばっかりでしたが今では効果モンスターばっかりですよね。そういうやつです。
・1.シーズン1環境の考え方
さてそんな牧歌的な時代のシーズン1ですが、いわゆる今のデジモンカードとは環境の考え方が変わってきます。
こちらとかも参考になります。
一番違うのは先ほども言った通り殆どのデジモンが特殊能力を持たないというところですね。
通常デジモンカードでは使うデジモンを決め、そのデジモンの能力を生かすような形でデックを組みます。
強いデックとは強いデジモンを軸に据えたデックであり、デジモンの強さこそがデックの強さです。
ところがシーズン1では特殊能力を持つデジモンがほぼ存在しないと見なせるため、その考え方が通用しません。
「強いデジモン」が存在しないためそれを使って強いデックを組むという考え方が通用しないのです。
ならばシーズン1ではどんな対戦が行われるのでしょうか。
それは進化とオプションカードの応酬です。
・1.1.進化の意味とオプションカード
ご存知の通りデジモンカードシーズン1は進化して攻撃力で勝負するカードゲームですが、残念な事に進化した完全体や究極体よりも一枚のオプションカードが強い事が多々あります。せっかく進化した究極体が防御C一枚でコロッと落とされた経験は皆さん一度や二度ではないと思います。
せっかく進化したのに一撃で落とされた時の得も言えぬ嵌められた感は多くの初心者を打ちのめしたものでしょう。
僕も子供だった当時たっぷり打ちのめされ、「進化なんてロストポイントが増えるだけの無駄。レベル3をオプションでサポートして甘えた究極体を狩るのが定石」なんて夢のない思考でデックを組んでいました。や、定石なんて言葉は知らなかったですけど考え方はこんなです。
では進化などしないでオプションだけで戦うのが正解なのでしょうか。
ある意味では正解だと言えると思います。進化してロストポイントが増えるのは事実ですし、オプション一枚で負けてしまうのもやはり事実ですから。
ただ、オプション一枚で負けてしまうのが事実なら、それをこちらのオプション一枚で返せるのもまた事実です。防御Cで負けてしまうのならアイ禁や高速Bで対応すれば勝てます。それを相手がまた対応して、それをさらにこちらが対応して…とやっていくと、最終的にお互いが使えるオプションの数は同じなので最初に素で勝っている方が勝つのです。
ならば素で勝っているために必要なのは何かといえばやはり攻撃力。攻撃力を上げるのにどうすればいいかと言えば、そう、進化すればいいのです。
オプションで負けるならこちらも同じだけオプションを用意してやって、負けてポイントを失うのが怖ければ負けなければいい。だってこっちの方が有利なんだから!こういう風に思える/プレイできるなら究極体まで進化するデックが一番強いです。逆にそれに自信がないなら進化しない方が無難でしょう。ハイリターンですがハイリスクなのもまた事実。
1.2.レベルとバトルタイプ
攻撃力を上げるためには進化すれば良いとは先に述べた通りですが、デジモンカードではバトルの勝敗は攻撃力のみによって決まるのではありません。進化と同じくらい重要な要素がバトルタイプです。
どのくらい重要かは実際に対戦してみるとわかります。


見ての通り、メタルガルルモンのC攻撃力は280、デビモンのB攻撃力は390なのでデビモンが勝ちます。やべーですね。ファイル島を救うとか言ってる場合じゃないですね。
こんな感じでバトルタイプの相性はレベル差をひっくり返したりひっくり返さなかったりします。
具体的なマッチアップを細かく並べていくと、
・バトルタイプC vs バトルタイプA
レベルに関係なくバトルタイプAの勝ち。これはもうAを0にとかいうデジカ最古のバグなのでしょうがないです。
・バトルタイプA vs バトルタイプB
同レベル間ではバトルタイプBが勝ちますが、レベル差を覆せるかどうかは個体差によるところが大きいです。全体的にバトルタイプA側が下のレベルに負けないようにデジモンを選べるのでバトルタイプBはレベル差に勝てないと見た方がよさそうです。
バトルタイプB vs バトルタイプC
AvsBとはうって変わってレベル差を大きく覆せる場合が多いです。この辺りは昔ブログで書いたこともありますがC成長期はB完全体を、C成熟期はB究極体を倒しうるスペックを持っています。
と言うかC攻撃力っていうのがそもそもかなりガバガバで、ツカイモン(C180)がスカルグレイモン(C150)に勝ったりします。A、Bと違って技じゃないのでレベルよりも個体差による部分が大きく、「まもる」のが下手なデジモンは時に成長期にも劣る…みたいなフレーバーなのかもしれないですね。
1.3.オプションカードの選択
さっきも少し触れましたがシーズン1ではオプションで1対1交換を繰り返すため素で勝っている方が勝つという理論上、1対1交換ができるオプションカードが採用されます。
その筆頭が防御プラグインC。バトルタイプAのデジモンがこれを使うだけでどんな敵にも勝っている状態を作れるため、1枚で勝ち負けをひっくり返す要件を完璧に満たします。
また、防御Cに対抗するのに有効な高速プラグインBも採用されます。これは防御Cに対するメタの他、バトルタイプCのレベルⅣが使うことでどのデジモンにも勝てる状況を作ることができるので、防御Cのように使うこともできます。
これを受けて次に採用されるのがアイテム使用禁止、そしてプログラム緊急停止です。2枚ともそれぞれ対象は違いますが1対1交換を体現したようなカード。これを相手のオプションにどう当てるかがシーズン1の醍醐味です。
あと強力なのが黒い歯車です。修正値100は同タイプレベル差1つ分を返せるぐらいの数値なので、使えばだれでも倒せるほどではないにせよ使える場面は多くあります。また、2ターンの間使えるというのがこのカードの他にはない長所です。
あとはおなじみ争いはやめましょうですね。1枚で負けない事ができます。
このあたりが汎用性が高いのでよく見るオプションです。汎用性に目を瞑るか、もしくはバトル勝ち以外に目を向けるとまた違ったカードの採用も見えてきます。
とりあえず環境の基本的な考え方はこんな感じでしょうか。ここらで寝るので記事を一旦閉めようと思います。おつかれさまでした。
シーズン1の事を久々に話す機会があって楽しくなっちゃったので以前書いた記事など見直していたのですが、シーズン1の環境の事をまとめている記事が無かったので今回改めて書こうと思いました。
・はじめに:シーズン1とは
というかまずはシーズン1って何でしょうか。
デジモンカードシーズン1とは、スターター1~2、ブースター1~4までの頃のカードプールを指して言います。
収録弾を言われてもピンとこない人も多いと思いますが、デジモン的にはちょうどアドベンチャーから02に変わる時期です。
なぜここでシーズン1という区切りをつけているのかというと、このタイミングでカードデザインが変わるからです。

これがシーズン1で

これがシーズン2です。
わかりますかね?攻撃力と能力欄の他に新しく情報欄が追加され、バトルタイプの向きが相手側に変わりました。
また、情報欄の追加に伴い、ほとんどのデジモンに特殊能力が実装され、ゲームとしての戦略が大きく変わりました。遊戯王も最初期はバニラばっかりでしたが今では効果モンスターばっかりですよね。そういうやつです。
・1.シーズン1環境の考え方
さてそんな牧歌的な時代のシーズン1ですが、いわゆる今のデジモンカードとは環境の考え方が変わってきます。
こちらとかも参考になります。
一番違うのは先ほども言った通り殆どのデジモンが特殊能力を持たないというところですね。
通常デジモンカードでは使うデジモンを決め、そのデジモンの能力を生かすような形でデックを組みます。
強いデックとは強いデジモンを軸に据えたデックであり、デジモンの強さこそがデックの強さです。
ところがシーズン1では特殊能力を持つデジモンがほぼ存在しないと見なせるため、その考え方が通用しません。
「強いデジモン」が存在しないためそれを使って強いデックを組むという考え方が通用しないのです。
ならばシーズン1ではどんな対戦が行われるのでしょうか。
それは進化とオプションカードの応酬です。
・1.1.進化の意味とオプションカード
ご存知の通りデジモンカードシーズン1は進化して攻撃力で勝負するカードゲームですが、残念な事に進化した完全体や究極体よりも一枚のオプションカードが強い事が多々あります。せっかく進化した究極体が防御C一枚でコロッと落とされた経験は皆さん一度や二度ではないと思います。
せっかく進化したのに一撃で落とされた時の得も言えぬ嵌められた感は多くの初心者を打ちのめしたものでしょう。
僕も子供だった当時たっぷり打ちのめされ、「進化なんてロストポイントが増えるだけの無駄。レベル3をオプションでサポートして甘えた究極体を狩るのが定石」なんて夢のない思考でデックを組んでいました。や、定石なんて言葉は知らなかったですけど考え方はこんなです。
では進化などしないでオプションだけで戦うのが正解なのでしょうか。
ある意味では正解だと言えると思います。進化してロストポイントが増えるのは事実ですし、オプション一枚で負けてしまうのもやはり事実ですから。
ただ、オプション一枚で負けてしまうのが事実なら、それをこちらのオプション一枚で返せるのもまた事実です。防御Cで負けてしまうのならアイ禁や高速Bで対応すれば勝てます。それを相手がまた対応して、それをさらにこちらが対応して…とやっていくと、最終的にお互いが使えるオプションの数は同じなので最初に素で勝っている方が勝つのです。
ならば素で勝っているために必要なのは何かといえばやはり攻撃力。攻撃力を上げるのにどうすればいいかと言えば、そう、進化すればいいのです。
オプションで負けるならこちらも同じだけオプションを用意してやって、負けてポイントを失うのが怖ければ負けなければいい。だってこっちの方が有利なんだから!こういう風に思える/プレイできるなら究極体まで進化するデックが一番強いです。逆にそれに自信がないなら進化しない方が無難でしょう。ハイリターンですがハイリスクなのもまた事実。
1.2.レベルとバトルタイプ
攻撃力を上げるためには進化すれば良いとは先に述べた通りですが、デジモンカードではバトルの勝敗は攻撃力のみによって決まるのではありません。進化と同じくらい重要な要素がバトルタイプです。
どのくらい重要かは実際に対戦してみるとわかります。


見ての通り、メタルガルルモンのC攻撃力は280、デビモンのB攻撃力は390なのでデビモンが勝ちます。やべーですね。ファイル島を救うとか言ってる場合じゃないですね。
こんな感じでバトルタイプの相性はレベル差をひっくり返したりひっくり返さなかったりします。
具体的なマッチアップを細かく並べていくと、
・バトルタイプC vs バトルタイプA
レベルに関係なくバトルタイプAの勝ち。これはもうAを0にとかいうデジカ最古のバグなのでしょうがないです。
・バトルタイプA vs バトルタイプB
同レベル間ではバトルタイプBが勝ちますが、レベル差を覆せるかどうかは個体差によるところが大きいです。全体的にバトルタイプA側が下のレベルに負けないようにデジモンを選べるのでバトルタイプBはレベル差に勝てないと見た方がよさそうです。
バトルタイプB vs バトルタイプC
AvsBとはうって変わってレベル差を大きく覆せる場合が多いです。この辺りは昔ブログで書いたこともありますがC成長期はB完全体を、C成熟期はB究極体を倒しうるスペックを持っています。
と言うかC攻撃力っていうのがそもそもかなりガバガバで、ツカイモン(C180)がスカルグレイモン(C150)に勝ったりします。A、Bと違って技じゃないのでレベルよりも個体差による部分が大きく、「まもる」のが下手なデジモンは時に成長期にも劣る…みたいなフレーバーなのかもしれないですね。
1.3.オプションカードの選択
さっきも少し触れましたがシーズン1ではオプションで1対1交換を繰り返すため素で勝っている方が勝つという理論上、1対1交換ができるオプションカードが採用されます。
その筆頭が防御プラグインC。バトルタイプAのデジモンがこれを使うだけでどんな敵にも勝っている状態を作れるため、1枚で勝ち負けをひっくり返す要件を完璧に満たします。
また、防御Cに対抗するのに有効な高速プラグインBも採用されます。これは防御Cに対するメタの他、バトルタイプCのレベルⅣが使うことでどのデジモンにも勝てる状況を作ることができるので、防御Cのように使うこともできます。
これを受けて次に採用されるのがアイテム使用禁止、そしてプログラム緊急停止です。2枚ともそれぞれ対象は違いますが1対1交換を体現したようなカード。これを相手のオプションにどう当てるかがシーズン1の醍醐味です。
あと強力なのが黒い歯車です。修正値100は同タイプレベル差1つ分を返せるぐらいの数値なので、使えばだれでも倒せるほどではないにせよ使える場面は多くあります。また、2ターンの間使えるというのがこのカードの他にはない長所です。
あとはおなじみ争いはやめましょうですね。1枚で負けない事ができます。
このあたりが汎用性が高いのでよく見るオプションです。汎用性に目を瞑るか、もしくはバトル勝ち以外に目を向けるとまた違ったカードの採用も見えてきます。
とりあえず環境の基本的な考え方はこんな感じでしょうか。ここらで寝るので記事を一旦閉めようと思います。おつかれさまでした。
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