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DMOPlayoff2020-1使用デック案内

デジモンカード
05 /30 2020
こんにちは。本日5/30は韓国の方主催で行われていた旧デジカのオンライン大会 DMCG DMO の第1回から第6回大会の総決算 DMCG DMO Playoff 2020-1 が開催されるという事で、新デジカの方は一旦お休みして旧デジカの方に力を入れていました。と言いたいところですが実際力を入れていたのは雀魂だったりします。雀傑まで行きました。

まあそんなことはどうでも良くて、旧デジカの話をしましょう。
まず環境の話です。最近の旧デジカでは無効化関連の裁定がいろいろ複雑なことになっていたのですが、つい昨日大体のルールが確定しました。
GGT以前と比べての相違点は、

・「無効化」する効果で既に発動しているオプションを対象にして無効化する(ダークエリアに送る)事が出来る。
・デジモンの能力で「無効化」する場合、シート上のオプションを対象に出来る。
・オプションで「無効化」する場合、スロットのオプションのみを対象に出来る。
・バトルフェイズ中ガーベモンを使うにあたり、先出ししておいて無効化するのではなく、オプションの発動に合わせて即座に手札から割り込んで出して無効化することが出来る。
・バトルフェイズ以外にガーベモンを使う場合、割り込んで効果発揮前に無効化する事は出来ず、自分の手番に出して発動中のオプションを対象に無効化することが出来る。


などなど。細かい裁定はまだまだあるのですが、網羅するとそれだけで記事が一本書けてしまうので省略します。

目下大事なのは、ガーベモンが異常に強いという事と、ヴォルクドラモンの地位が劇的によくなったと言う事です。
かつて最高峰の耐性を持っていた《海より深い忠誠心》がガーベモン一枚で対処できるようになり、また同様に《豹変の理由》、《パートナーとの絆》など強力な常在型オプションが対処できるようになったため、それらによって抑えられていたヴォルクドラモンが一気に手が付けられなくなりました。マタドゥルモンを含め多くのデックがヴォルクドラモンへの回答を失ったからです。

これを環境の前提として、デックの選定をしていきます。



その前に、大会の形式をおさらいしておきましょう。大会の詳細はリンクを見てもらえればわかるのですが、ざっくりと説明すると、

・まず予選2位と3位が戦い、勝った方が1位と戦う。
・デック1つで2本先取のマッチ制である。


という内容です。幸い僕は予選1位を取ることが出来たので2位の덴맨さんか3位のJohnさんのどちらか一方とだけ戦って勝てばいいと言う訳で、二人よりは楽ですね。
そして덴맨さんは非戦闘デックを得意としており、Johnさんは色々なデックを高いレベルで使うことが出来るプレイヤーです。
この中でどちらがどんなデックで上がってくるのか正直わかりませんが、どちらもヴォルクドラモンかヴォルクドラモンを倒せるデックであることは予想できます。
そこで、まずヴォルクドラモンを理解することにしました。餅は餅屋という事で現GGTチャンピオンで世界一のヴォルクドラモンテイマーでもあるしぐーさんと意見を交わし、目下ヴォルクを使うならブラグラ軸であること、実際のサンプルリストなどを共有するなどしました。
そしてこれに勝つ事を研究した結果、僕が使うと決めたのはマタドゥルモンです。
忠誠心も絆も信頼できなくなった今なぜマタドゥルモンなのか、説明していきましょう。

その前に、無効化の裁定がもう少し弱かったころのマタドゥルモンのレシピがこちらです。

マタドゥルモン@デンマン杯3使用

これはPE絆環境になってからと言うもの、環境に絆アグモンが存在していたため他の脅威とも合わせて粒子化を複数とるしかなく、そしてマタドゥルモンになれない状況でも粒子化を絶対に通すためにレベル3をDWドルモンにしてスロットリードをガン積みにしたという経緯を経て生まれたリストです。
このリストからわかるのは、PE絆環境ではヴォルクよりもよっぽど見なければいけない強敵がいて、それに寄せたリストでなければならなかったという事です。
しかしヴォルクドラモンがかつての全盛期を更に超える強さを得た今、こんなリストでは話にならず、かといってヴォルクに寄せればPE絆環境の強敵たちに勝つことが出来ない、よってマタドゥルモンは積んでいる。というのがマタドゥルモンについての評価です。

しかし、今日の大会は普通の大会ではありません。倒すべき相手は一人、デックは一つだけです。つまり、絆アグモンがいないと決めつければ完全にヴォルクを倒すことに寄せることが出来ます。
そして出来上がったのが以下のリストです。

playoff.png

考えたのはガーベモンの枚数です。ガーベモンは最強ですが、デックに入れられる枚数は3枚が限度のため、3枚で対処できない量のマストカウンターをぶん投げ続ければ勝てるという理屈でこのリストは組まれています。

ヴォルクドラモンのシュートを止める手段としては忠誠心を筆頭として、絆、後攻争いと3種の手段をとっており、さらにブラグラ、ガーベの無効化を想定して争いは5枚と十分すぎる量を投入。デスマッチさえなければ絶対にシュートを通さない構えです。
各種対策が信用できないなら、2重3重に対策を重ねて無理矢理止めてやるという発想ですね。勝ち手段はクラッカーです。

他のデックが上がってきた場合には2本先取であることを利用して、相手のデックがわかった2本目以降で全力でヴァイスを通して対抗するつもりです。こういう対応ができるのが一番得意なマタドゥルモンだけだったのでこのデックチョイスになりました。

ただし、主にケルビモンを筆頭とした粒子化でなければ絶対に対処できない敵を倒すためにヴァイスからでは間に合わない可能性を考えて1枚だけメインに粒子化を取っています。


こんなところです。この選択が吉と出るか凶と出るか、本戦が楽しみです。
本戦はこちらのページで放送しますのでよければご覧ください。きっと面白い戦いになるでしょう。
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【新デジカ】デッキガイドと環境考察 ③ 青ウィニー【BT1】

新デジモンカード
05 /21 2020
こんばんは。八坂です。
ブースターが発売されてから大体1週間ですが、のんびりブログを書いてたら全く同じ内容の記事がどんどん上がってくるのを見てこれが現役カードゲームか…と恐々しているところです。
そんな感じで出遅れた感は凄いですが、元々自分の思考を整理するためにやってるのでn番煎じですが記事を書きました。良ければお付き合いください。




デッキリスト



青ウィニー
BT青ウィニー

メインデッキ
ST2-02 ゴマモン 4
BT1-027 アルマジモン 4
BT1-028 エレキモン 4
BT1-029 ガブモン 4
BT1-030 ゴマモン 4
ST2-07 グリズモン 4
BT1-035 レオモン 4
BT1-037 ゴリモン 4
BT1-047 ティンカーモン 4
BT1-056 ピーターモン 4

BT1-023 スカルグレイモン 2

ST2-13 ハンマースパーク 4
BT1-096 ヘルファイアー 4


デジタマデッキ
ウパモン 4



概要



ウィニーデッキの強みは以前書いた2色ウィニーの記事でも紹介した通りですが、特に青ウィニーはウパモンのおかげで非常に息切れに強く、それをフィーチャーした構築となっています。

内訳は
ウパモン 4
青レベル3 20
青レベル4 12
ピーターモンセット 8
ブロッカー除去 2
オプション 8

順に見ていきます。


ウパモン 4枚
このデッキの主役。これがあるからこそデッキが成立していると言っても過言ではないパワーカードです。効果は相手に進化元がいないデジモンがいる時アタック時ドローと言うもの。
デジタマデッキを強く使う事の重要性は以前の記事でも書いた通りですが、他の青デッキもこのカードを使ってくるので、差をつけられない意味でも絶対に進化できない事態は避けましょう。


青レベル3 20枚
ウパモンの進化先。絶対に進化できずにターンを渡すことの無いよう20枚取っていますが、欲を言えば22~24枚ぐらいまで増やしたいぐらいです。ちなみに20枚入れている場合初手の5枚で引ける確率は93.3%。22枚なら95%を超えるぐらいです。
この中でできれば進化したくない枠がアルマジモンとガブモンで、それを除く12枚が喜んで進化できる枠なのですが、2戦すれば1回ぐらいは進化せざるを得ない状況になるのでそのあたりを考えればレベル3を絶え間なく回せる適正枚数が分かってきます。
個人的には16枚が最低ラインです。86.9%です。
・アルマジモン、STゴマモン、エレキモン
2コスト枠。ゴマモンとエレキモンは育成エリアで育ててもいいけど、主な仕事は素出しして横に並ぶこと。
・BTゴマモン
最優先で進化エリアに重ねたいカード。また大抵レオモンかゴリモンに進化させる。後術のレオモンと同じくコストを稼いでくれるカードなので積極的に殴って死にに行けるようになるカード。
・BTガブモン
コストは多少重いけれど素出しするカード。ただしウパモンに重ねるレベル3がいないなら絶対にそっちに重ねること。育成エリアを1ターンパスするテンポロスの方がずっと重いため。


青レベル4 12枚
ブロッカーを乗り越えるための進化枠。またB1ゴマモンの進化先を十分な枚数取れるのはほぼ単色にする強みです。
・ゴリモン
このデッキのエース。1コストで出せる6000打点は非常に頼もしく、死ぬのが前提のウィニーデッキでありながら生き残ることもしばしば。ゴマモンに重ねれば進化コストが丸々帰ってくるので積極的に進化させたいですね。
・レオモン
消滅時効化が異常にいやらしい働きをする影のエース。ブロッカーを超えられない5000打点でありながら、消滅時に2コスト帰ってくるのでレベル3を進化させて特攻、ブロックされればコスト、手札消費ともに0で相手のブロッカーが寝るので他のアタッカーが殴れるようになり、ブロックされなければ本来殴れなかったはずのレベル3が攻撃を通せると無駄のない働き。
ついでにセキュリティで死ななかった場合がまたいやらしく、相手としては焼いておかないともう一度殴られたまったものではないのですが、焼くと即座にターンが終わりかねない不利な2択を迫ることができます。ゴリモンとともにブロッカーを恐れずに殴れる頼れる1枚。
・グリズモン
言わずとと知れたブロッカー。このデッキにおいて特別強い働きをするわけではないですが、まあ強いカード。
しかし後ろ向きな効果なのが少し気になるのでそのうち抜けることもあるかもしれません。一応コストを払えばブロッカーを無視して殴ってもいい一枚。


ピーターモンセット 8枚
正直いい候補がいなかったので積んだお試し枠。ワンアクションで頭数を2体並べられるというのが他にない魅力なので採用したセット。
これだけのセットで出張して使えるのかと疑問はありましたが、よく考えたら本来採用される黄色でもこのセットをうまく使う効率は変わらない(4:4で積む以外に特別できることがない。せいぜい進化で出せるから腐りにくい程度)ので、つまり「青だから採用しない」は理由にならないなと思い採用。抜けるとしたらこのセット自体が弱い場合です。
軽く使ってみたところ、5コストで2体頭数を並べるのはコスト効率が特別良いわけではないという事で詰めの場面で最後にドバっと大量展開するときに使うカードかなという印象。そう使うと序盤どちらか、特にピーターモンしか来なかった時に腐ったと思いがちですが、ゲーム終わるまでにティンカーモンを1枚引く、またはセキュリティから捲れれば一気にプレイアブルになるのでまあまあ悪くないかなという印象。また対戦相手に4コストテイマーを出されると大振りな動きが苦手なこのデッキは少々動き辛くなるのですが、このセットがあれば無駄なくコストを使うことが出来ます。
具体的に揃う確率を計算すると、2体目のウパモンが殴れる4ターン目か5ターン目に総攻撃を仕掛ける想定で、4ターン目までにピーターモンとティンカーモンが揃う確率は、
ピーターモンの場合初手の5枚、4ターン目までの通常ドローで3枚(後手なら4枚)、ウパモンの進化で2ドロー、あとレベル4への進化、ガブモンの効果などで2枚は引けるとして合計12枚の内に最低1枚引ける確率と想定して
1-(46/50・45/49・44/48…34/38)
=1-(37・36・35・34)/(50・49・48・47)
≒71.3%
ティンカーモンの場合セキュリティからめくれて墓地に行っても使えるので、手遅れにならない枚数として3枚捲れた場合を想定して+3枚。15枚の内に1枚あればいいので
1-(34・33・32・31)/(50・49・48・47)
≒80.0%
これら掛け合わせて57.0%と言ったところです。最速で攻めるとしても5割以上は使え、もっと引きに行けばさらに期待できるという感じですね。
※ちなみにピーターモンとティンカーモンの引ける確率が互いに独立でないので正確な確率ではないのですが、まあ大きくは間違ってないので見逃してください。(正確な計算はだいぶ面倒くさい)



オプション 8枚
・ハンマースパーク
このデッキで一番強いカードと言っても過言ではありません。
手札1枚をコストに変換できるカードで、セキュリティから捲れてターンを強制終了する効果は勿論、このデッキにおいては手札から使ってもかなり強いカードです。
その理由は豊富なドローと2コストレベル3にあります。
ドローが潤沢なおかげで本来手札の消費が激しいこのカードをガンガン使っても息切れをしにくい事、そしてもらえるたったの1コストが2コスト成長期のおかげで2アクションにばっちり変換できる事。この2点がハンマースパークを4積みすることを肯定してくれます。
・ヘルファイアー
DPアップは積みたいけれど、もう一声強いカードが欲しい枠。
同じ効果なら緑を混ぜてセキュリティ効果が強いホーンバスターを積めれば理想的なのですが、混色の割合が難しくなるので今回は断念。
ウィニーの天敵であるブロッカーを超えて殴れるようになるのが主な仕事で、たまに重ねがけして大物を殴り倒したりすることもあります。DPが高いと何かといいことがあるので色々便利に使えるカード。ただ重ねて引き過ぎると困ることもあるので4積みは過剰かもしれない。

スカルグレイモン
ブロッカー対策。目下ブロッカーさえいなければ大抵勝つので入っています。デジモンなので色を選ばずに入れられる点が非常にGOOD。
7コストは重いのはまあそうなんですが、5コスト相当のブロッカーをどかしてるのだから実質2コスト。2コストで出るには余りにも巨大なサイズなのでトータルとして強いカードです。
自身が7000あるのでブロッカーを一体除去したうえでさらにブロッカーを無視できる火力なのがまたいいですね。


回し方


特別なコツは無いですが、ブロッカーがいなければ並べたレベル3で、ブロッカーがいるならゴリモンやレオモンに進化して殴るのが基本です。レオモンはタダでブロッカーを寝かせられるのが仕事なのでブロッカーが2体以上いるなら殴らないように。
順当に進化するデッキで完全体が殴ってきて寝てるならヘルファイアーで倒しておく方がいいでしょう。究極体は強いので出てこないに越したことはありません。
ハンマースパークはちょこちょこ使って1返しを徹底するのもいいですが、ため込んで勝負所でドバっと放出すると相手の計算を狂わすことが出来ます。
順調に展開すれば2体目のウパモンが殴れるようになる4ターン目か、1ターンずれ込んだ5ターン目が勝負どころです。ここでピーターモンを上手く使えると対処に一苦労する盤面を築くことが出来ます。
殴って生き残ったレベル3をレオモンに進化させると嫌がられます。おススメ。


苦手なデッキと対策


張り切って書きたいのですが、正直対戦経験が少なく、自信を持ってこれこれこうですと言えないのが本音です。
あとこのゲーム、デッキ構築の上手さ、ゲームプランの想定、プレイングの上手さによって同じデッキタイプでも全然強さが変わるところがあるので、安易にデッキ相性を語るのも難しいと感じています。
一応僕がよく負けるなと感じたのが青のオメガモンになるデッキと、赤のオメガモンになる順当進化のデッキです。どちらも相手をしているとブン回られたなーと言う感想を持ちがちなのですが、ブン回りにしてはやたら負けるのであっちの回る確率が想定よりも高いんじゃないかと思っています。
ですが、同じような他の人のデッキとやると嘘のように勝ちまくったりするし、その時はオメガモンなんて遅いデッキが速度全振りのデッキに勝てるわけないじゃんなんてよく聞く評判がもっともらしく聞こえてきます。

まあよくわかんないんでわかりたかったら自分で試してください。


混色への足掛かり


青ウィニーと言うデッキタイプですが、青単である必要はありません。ウパモンは素晴らしい強さですが、単色ではカードが足りないなと思うのもまた事実です。なのでここからはまだ形にしていない混色へのアイデアをいくつかメモっておきます。
・ウパモンウィニーとしての必須パーツ
ウパモン4
ST2-02 ゴマモン 4
BT1-027 アルマジモン 4
BT1-028 エレキモン 4
BT1-029 ガブモン 4
ST2-13ハンマースパーク

これら16枚の青レベル3がいれば最低限ウパモンウィニーとして成り立つでしょう。また青でウィニーならハンマースパークを入れないのはもったいないと個人的には思います。これら20枚を基本として、残りの枠に他の色を加えることになるでしょう。
・タッチ緑
ヘルファイアーが今一つインパクトに欠けると思ってのアイデア。ホーンバスターの方がセキュリティで捲れた時の効果が明確に強いので差し替えます。
採用候補は
BT1-064 ゴブリモン
BT1-065 マッシュモン
BT1-071 ベジーモン
BT1-072 ウッドモン
BT1-108 ホーンバスター

元々のパーツと役割が被っているものも多いので、同じ役割のものにさらに偏りを持たせデッキを尖らせるのがよさそうですが、そこまでは形にしていないので何とも。
・タッチ赤
これは実際に組んで大会で結果を残している人がいるのでそちらのものを参考にするのが良いでしょう。少し調べれば出てきます。
こちらの利点は除去を積める事とムーチョモンやダークティラノモンに寄せることで打点を挙げることが出来る点でしょう。セキュリティの強さで一歩リードしています。


まとめ


と言う訳で青ウィニーでした。正直環境の事はまだ断言できるほどじゃないですが、メタの一角であることは間違いないですので、基本形としてのこのデッキをこねこねしておく事はきっと無駄にはならないんじゃないかと思います。
それはそれとして順当進化のデッキを全力で研究する方が新デジカを上手くなるためには有効だと思います。このデッキはいろんな意味で単純なので。はい。それではまた。

【新デジカ】デッキガイドと環境考察 番外 究極体デッキの弱点【ST1】

新デジモンカード
05 /06 2020
こんばんは。今回はデッキの紹介は無いですが、以前紹介した究極体デッキについての補足と言うか反省会です。

以前書いた記事はこちらです。
こちらの記事は大きく間違った内容を書いているとは思いませんし、実際練習していてもちゃんと勝つのでまあまあ自信があったのですが、しかし某discord内で5/3に行われたオンライン大会で実際に使ってみたところ結果は0-4。ボロボロでした。
明確に運で負けたと言える試合もあったのですが、同じコンセプトのデッキで出たほかの人も2-2だったりと結果は振るわなかったので、これはデッキに問題があったとみるべきでしょう。
幸い負けていく中で問題点がわかってきたので紹介していきます。



問題点1 場持ちについての認識違い


前回の記事で究極体は「セラフィモンを除けば同じ究極体かガイアフォースでしか除去されない高いステータスが魅力です。」と書きました。
まあ事実なのですが、だからと言って場持ちの良さが信用に足るかどうかはもう一歩検討が必要でした。

実際の大会では順当進化のデッキは赤単が一番多く、次いで黄色で、青が一番少なかったのですが、いずれも赤を足してDPをプラスできる構築になっていました。
つまりどの構築でも究極体まで進化できればこちらの究極体を処理でき、除去も当然積んであったのでデッキの中に究極体に対応できるカードが少なくても8枚くらいはあったことになります。

デッキの中で50枚中の8枚と言うと6枚に1枚ぐらいです。後攻1ターン目か先手2ターン目に1枚は引けている計算ですし、順当進化デッキは究極体1体分のコストを与えれば2~3枚は進化でドローを進めるので大体2体目の究極体が出るまでに2枚目の対処札にもアクセスできる計算になります。よって、究極体デッキが送り出した究極体はゲーム中大体2回ぐらいは難なく処理されます。

赤デッキ人気の環境として、また究極体デッキがにわかに意識された結果として?究極体が当初の想定よりも除去されやすくなっていたという事実があると認識しました。


問題点2 テンポロスへの認識違い


前回の記事の「出した究極体をそのまま除去されるとただただ損をしてしまいますが、枚数の関係で必ず相手の除去が先に尽きますので恐れず展開しましょう。」と言う部分、枚数の観点では正しいのですが、テンポロスの観点では結構無視できない問題がありました。
究極体デッキが出した究極体は、即座に処理される事こそ多くないものの、先ほどの理屈から今一つ長生きせずに2回も殴る頃にはいなくなってしまうことも多いです。
また「軽量のレベル3を何枚も出されて数で押されるのがだれでも想像の付く負け筋ですが、それを防ぐために入っているのがフル投入されたブロッカー達です。」とは前回の記事のブロッカーについての項目にある文ですが、実際ブロッカーを出さなければ一瞬で負けてしまうのがこのデッキです。流石に12枚入っていれば引けないことはほぼ無いのですが、クロックを展開したら即座に、或いはクロックよりも先にブロッカーを立てるターンは必要になります。

つまり究極体を出したら次はブロッカーを立てる必要があり、その間に究極体が除去されがちなので新しい究極体を再度立てなければならない。またそれもまあまあ処理されがち。そうなると究極体デッキのクロックは頑張ってもターン1回程度であり、それ以上のペースで展開できているなら上振れであるという事。
なので究極体デッキが勝つために必要とするターン数はセキュリティ5枚+テイマーアタック+相手のブロッカーの枚数分であり、最後の詰めではある程度捨て身で行けるので多少早くなりますが、まあ6ターンは下りません。

すると相手の頭数は初手5枚+6ターン分のドロー+育成エリアから6ターンで出てくる3体=14で最大14体。
潤沢なコストから1ターンに平均1ターンに1.5回は進化すると想定して9回ドロー。引く枚数は20枚。その中のデジモン以外のカード枚数分頭数が減るのでデッキ内オプションが10枚なら引く平均は4枚。つまり平均して6ターン目までに揃えられる頭数は10体と計算できます。
6回攻撃を通されれば負けなわけで、6ターン目までにこの10体の頭数を5体分処理できなければ概ね負けると言えましょう。
この5体の処理ですが、基本的に寝てないデジモンには触れないため5体分ブロッカーもしくは除去で稼がなければなりません。では究極体デッキが6ターンで何体ブロッカーまたは除去を引けるかと言うと、有効枚数は50枚中12+8=20枚とっていますが、究極体デッキは進化が苦手なのでデッキを掘れる枚数は初手5枚+6枚=11枚。その中の有効牌は4枚ちょっと。5枚に満たないので、この想定が正しければ負けるという計算になりますね。

さて、この計算は順当進化側のデッキが6ターンの間息切れせずに回れば成り立つわけですが、順当進化側はどれぐらい息切れするのでしょうか。


問題点3 息切れに対する認識違い


前回の記事の「デッキのコストをうんと高くして、相手が使いきれないぐらいのコストを使えばそれはきっと強いでしょう。」と言う部分、ウィニーデッキは実際結構息切れします。ブロッカーが3体も引ければ超えることが出来ずにコストを持て余してしまいました。
そして前回の記事では順当進化デッキは究極体に進化しないなら「安定はしますがそれをやるならウィニーの下位互換になってしまうためデッキの真価を出せないということになります。」と評価して順当進化はウィニーより使いづらいと考えていました。
しかし、ここには大きな間違いがありました。ウィニーの下位互換とは、使い捨ての頭数を並べるならコスト面でも事故率の面でもウィニーの方が安定するという意味での評価ですが、先述の通り除去にアクセスできればコストは十分すぎるほど貰えるので気にする必要なし。そして除去へのアクセス率ではドローを加速できる順当進化の方に軍配が上がるのでウィニーの下位互換とはとても言えなかったという事です。
ここでドローが得意な順当進化は事故さえなければ息切れはしないのでコストが許す限り展開できます。
そして事実上コストを考えなくていいという事は揃えられる頭数はウィニーと同じです。つまり順当進化は進化事故さえ起こさなければブロッカーを超えられるアタッカーをしっかり揃えられるため、エースを大事にする戦い方でなくてもウィニーより強く戦うことが出来るという事です。


課題 順当進化の事故率


前項では事故さえなければ順当進化は十分強く戦えると言いましたが、実際事故率はどのくらいなのでしょうか。
前回の記事では究極体への単純な進化確率を計算しましたが、今回必ずしもウォーグレイモンにならなくてもいいという事がわかり、単純に事故率を計算できないとわかりました。
ここでちゃんと事故をモデル化して計算できればよかったのですが、いいモデルを思いつかなかったので実戦を重ねて体感で測ることにしました。


実践 某discord内大会への参加


ありがたいことに5/6に前回出た大会とは別のサーバーでオンライン大会があったのでそこに出てきました。
使用デッキはこちら。
5_6大会使用

前回ボコボコに負けた反省を踏まえて一部デッキを改良しました。
前回大会で厳しかったのが、12コスト究極体が手札にある時に1コストしか貰えずずっと手札で腐っているという状態。
また、1試合だけですが、ワーガルルモンから進化したメタルガルルモンにシャドーウィングを撃って3枚一気にセキュリティをめくられて負けるという展開もありました。(3枚目でガイアフォースが出なければ4枚いかれてた)
前者についてはこちらの事故+相手のプレイングの勝利。後者については流石にブン回りだと判断しているのですが、これらを踏まえてワーガルルモンを採用することにしました。
これにより1コストしか貰えなくてもワーガルルモン経由でメタルガルルモンやプレシオモンを出せるほか、上手くいけば後者の必殺コンボを逆に決めることが出来ます。セキュリティの強さも申し分ありませんので、ドラコモンと入れ替えました。

また前回は究極体デッキ対策でギガデストロイヤーを太一に変えていたのですが、究極体デッキがボロボロに負けた以上対策する意味もないと考えギガデストロイヤーに戻しました。

さて、これでどれだけ戦えるでしょうか。


1戦目 vs黄色デッキ

黄色デッキに太一を足した形でした。太一とタケルが大量に入っており、長期戦を見据えたデッキでした。
ですが、それが裏目に出て序盤に太一とタケルを2枚ずつ引いてしまい、進化を重ねて回すことが出来なくなってしまったので勝ちました。まあ事故ってしまったという事でしょう。

2戦目 vs黄色デッキ

序盤からこちらがワーガルルモンからプレシオモンに進化できてしまったので、除去されなければほぼ勝ちの状態に。
ホーリードラモンが出てきてプレッシャーをかけられましたが、結局除去されるまでに2回殴り、セキュリティは4枚削れたのでそのまま押し切って勝ち。インチキじみた必殺コンボがあるのは強いなと思いました。

3戦目 vs赤デッキ

序盤に最強ウォーグレイモンが立ってしまい、ブロッカーがいればよかったのですが一枚も引けなかったのでセキュリティアタック4を受けてほぼ瀕死。ですが盤面を何とかさばきつつ、ワーガルルモンを出してワンチャンメタルガルルモンに進化できれば勝ちと希望を残したところ、最後のターンに4コスト貰えたのでそのままメタガルに進化して2×2点のセキュリティアタックで逆転勝利。最強の動きに並ぶ最強のコンボがあるのはデッキとして安心感がありますね。

4戦目 vs2色ウィニー

めっちゃくちゃ並べられて負けそうになったけどブロッカー3体とセキュリティのセブンヘブンズが仕事をして何とか耐え。
その後ギリギリ間に合わなそうなところでギガデストロイヤーを引いて持ち直して勝ち。やはりウィニー相手は専用の対策が必要でした。


と言う訳で4-0で優勝。検証のつもりでしたが望外の結果に困惑しています。


まとめ


前回の大会とは参加人数もプレイヤーも違うので参加者のレベルも違うでしょうし、使用したデッキも強くなっているので単純に比較することはできませんが、個人的な感触としてはこの環境では運によるブレの方が大きいのかな、と言う印象です。

とは言えこのスターター環境も残りせいぜい一週間です。ブースターが発売されればこんな考察にもほぼ価値は無くなるわけですが、ここまで楽しんで読んでいただけたなら幸いです。それでは。

八坂

旧デジモンカードシーズン1、
アルティメットバトルルールには明るいです。