FC2ブログ

DMOPlayoff2020-1使用デック案内

デジモンカード
05 /30 2020
こんにちは。本日5/30は韓国の方主催で行われていた旧デジカのオンライン大会 DMCG DMO の第1回から第6回大会の総決算 DMCG DMO Playoff 2020-1 が開催されるという事で、新デジカの方は一旦お休みして旧デジカの方に力を入れていました。と言いたいところですが実際力を入れていたのは雀魂だったりします。雀傑まで行きました。

まあそんなことはどうでも良くて、旧デジカの話をしましょう。
まず環境の話です。最近の旧デジカでは無効化関連の裁定がいろいろ複雑なことになっていたのですが、つい昨日大体のルールが確定しました。
GGT以前と比べての相違点は、

・「無効化」する効果で既に発動しているオプションを対象にして無効化する(ダークエリアに送る)事が出来る。
・デジモンの能力で「無効化」する場合、シート上のオプションを対象に出来る。
・オプションで「無効化」する場合、スロットのオプションのみを対象に出来る。
・バトルフェイズ中ガーベモンを使うにあたり、先出ししておいて無効化するのではなく、オプションの発動に合わせて即座に手札から割り込んで出して無効化することが出来る。
・バトルフェイズ以外にガーベモンを使う場合、割り込んで効果発揮前に無効化する事は出来ず、自分の手番に出して発動中のオプションを対象に無効化することが出来る。


などなど。細かい裁定はまだまだあるのですが、網羅するとそれだけで記事が一本書けてしまうので省略します。

目下大事なのは、ガーベモンが異常に強いという事と、ヴォルクドラモンの地位が劇的によくなったと言う事です。
かつて最高峰の耐性を持っていた《海より深い忠誠心》がガーベモン一枚で対処できるようになり、また同様に《豹変の理由》、《パートナーとの絆》など強力な常在型オプションが対処できるようになったため、それらによって抑えられていたヴォルクドラモンが一気に手が付けられなくなりました。マタドゥルモンを含め多くのデックがヴォルクドラモンへの回答を失ったからです。

これを環境の前提として、デックの選定をしていきます。



その前に、大会の形式をおさらいしておきましょう。大会の詳細はリンクを見てもらえればわかるのですが、ざっくりと説明すると、

・まず予選2位と3位が戦い、勝った方が1位と戦う。
・デック1つで2本先取のマッチ制である。


という内容です。幸い僕は予選1位を取ることが出来たので2位の덴맨さんか3位のJohnさんのどちらか一方とだけ戦って勝てばいいと言う訳で、二人よりは楽ですね。
そして덴맨さんは非戦闘デックを得意としており、Johnさんは色々なデックを高いレベルで使うことが出来るプレイヤーです。
この中でどちらがどんなデックで上がってくるのか正直わかりませんが、どちらもヴォルクドラモンかヴォルクドラモンを倒せるデックであることは予想できます。
そこで、まずヴォルクドラモンを理解することにしました。餅は餅屋という事で現GGTチャンピオンで世界一のヴォルクドラモンテイマーでもあるしぐーさんと意見を交わし、目下ヴォルクを使うならブラグラ軸であること、実際のサンプルリストなどを共有するなどしました。
そしてこれに勝つ事を研究した結果、僕が使うと決めたのはマタドゥルモンです。
忠誠心も絆も信頼できなくなった今なぜマタドゥルモンなのか、説明していきましょう。

その前に、無効化の裁定がもう少し弱かったころのマタドゥルモンのレシピがこちらです。

マタドゥルモン@デンマン杯3使用

これはPE絆環境になってからと言うもの、環境に絆アグモンが存在していたため他の脅威とも合わせて粒子化を複数とるしかなく、そしてマタドゥルモンになれない状況でも粒子化を絶対に通すためにレベル3をDWドルモンにしてスロットリードをガン積みにしたという経緯を経て生まれたリストです。
このリストからわかるのは、PE絆環境ではヴォルクよりもよっぽど見なければいけない強敵がいて、それに寄せたリストでなければならなかったという事です。
しかしヴォルクドラモンがかつての全盛期を更に超える強さを得た今、こんなリストでは話にならず、かといってヴォルクに寄せればPE絆環境の強敵たちに勝つことが出来ない、よってマタドゥルモンは積んでいる。というのがマタドゥルモンについての評価です。

しかし、今日の大会は普通の大会ではありません。倒すべき相手は一人、デックは一つだけです。つまり、絆アグモンがいないと決めつければ完全にヴォルクを倒すことに寄せることが出来ます。
そして出来上がったのが以下のリストです。

playoff.png

考えたのはガーベモンの枚数です。ガーベモンは最強ですが、デックに入れられる枚数は3枚が限度のため、3枚で対処できない量のマストカウンターをぶん投げ続ければ勝てるという理屈でこのリストは組まれています。

ヴォルクドラモンのシュートを止める手段としては忠誠心を筆頭として、絆、後攻争いと3種の手段をとっており、さらにブラグラ、ガーベの無効化を想定して争いは5枚と十分すぎる量を投入。デスマッチさえなければ絶対にシュートを通さない構えです。
各種対策が信用できないなら、2重3重に対策を重ねて無理矢理止めてやるという発想ですね。勝ち手段はクラッカーです。

他のデックが上がってきた場合には2本先取であることを利用して、相手のデックがわかった2本目以降で全力でヴァイスを通して対抗するつもりです。こういう対応ができるのが一番得意なマタドゥルモンだけだったのでこのデックチョイスになりました。

ただし、主にケルビモンを筆頭とした粒子化でなければ絶対に対処できない敵を倒すためにヴァイスからでは間に合わない可能性を考えて1枚だけメインに粒子化を取っています。


こんなところです。この選択が吉と出るか凶と出るか、本戦が楽しみです。
本戦はこちらのページで放送しますのでよければご覧ください。きっと面白い戦いになるでしょう。
スポンサーサイト



デジタルモンスターカードゲームGGT2019 個人レポート

大会レポ
04 /14 2020
「勝ち」を意識してプレイするようになったのはいつだったでしょうか。

いつからか、大会に出る時はいつも勝つ事を第一に考えるようになっていました。

その中で身に着けてきた思考がいくつかあります。一つが「人読み」です。
普通TCGの大会では「メタ読み」をしますね。どのデックが多いだろうからそれに強いデックを持ち込むといった読みです。

しかしデジモンカード、とりわけ交流会環境ではその考え方はあまり意味のない考え方です。人読みをするなら「そのデックが強いのは知っているが、具体的に誰が使うの?」と考えます。このデックが強化されたからteir1、と言う考え方もしません。いくらマタドゥルモン、ファイター、ヴォルクが強いと言ったって、実際に当たらなければいないのと一緒です。

人数の総数が少ないため、参加する全員に対して「この人はこれを使うだろう」とミクロな視点でデックを当てていく方が確実なのです。

しかし、普段はそれでいいのですが今回の大会はGGT。今まで会ったことのないプレイヤー、出会ったことのないデックが相手です。いつもやっている人読みが上手くいくでしょうか


まずは韓国勢の事を知ることにしましょう。

덴맨(デンマン)さん、前までラティハルさんだった方。予選でも非常に成績がよく、特に非戦闘デックを得意にしている。
소나기(ソナギさん)、今回の韓国代表の中では最も読みにくいプレイヤー。ハースストーンの有名プレイヤーらしく、そもそもTCG全般が上手なのだろうと予想できる。
몽테스토(モンテスト)さん、戦闘デックを好んで使うプレイヤー。マタドゥルキラー、らしい。
Johnさん、いろいろなデックを高いレベルで使える強いプレイヤー。何度か一緒に戦ったり練習したりしたので韓国勢の中では一番わかる。




……

………いやわからんて。やめましょう。人読みは相手への深い理解あってこその一点読みであって、会った事も対戦した事もない人をブログを漁るだけで理解できるわけがありません。理解したつもりになって読む方がマイナスです。

「人読み」はできないし、しない。


次に考えた拠り所は「最強のデックを使う」というものです。

だれがどんなデックを持ってくるのか全く分からないとしても、自分のデックがどんなデックにも勝てる最強のデックであれば問題ない。そういう理論です。

そんなものあるなら苦労しねーよ!と言いたい気持ちはわかりますがまあちょっと待ってください。

そもそもデジモンカードに苦労して取り組んだ人なんているんでしょうか?

例えばMTGの専業プロはプロツアーの前であれば新弾発売から毎日朝から晩までMTGの研究を重ね、また大会前でなくとも毎日数時間日常的にプレイをしていると言います。
またプロでなくても数千、数万人のプレイヤーが日夜研究を重ね日々研究が進んでいくので、あらゆるデックが試されてちょっとやそっとでは攻略できない「環境」と言うものが作られていきます。こんな中では誰も知らない最強デックなんて都合のいいものはできないでしょう。

でもデジモンカードではどうでしょう。

圧倒的な実力のあるプロもいなければ、膨大な数のプレイヤーもいない。
環境の研究と言ってもX7やファイターの様なデザイナーズデックですらまともな理解が何か月も進んでいない。

あくまで日本の環境についての評価ですが、まだまだ全然進んでいない。掘り下げる余地がありすぎると感じていました。
ちなみに前環境はこれ以上ないぐらい掘り下げられた自信がありました。マタドゥル、ヴォルク、インペコアの3竦みが他のデックよりも頭一つ抜けて強かったと確信できたからです。それに比べるとPE環境は正直全くです。
ファイターとX7が注目されたと思ったらマグナやDSCが台頭し、ヴォルクやマタも終わったと思いきやまだまだ勢いは死んでいない。群雄割拠と言えば聞こえはいいですが、これは環境初期で流行り廃りがころころ変わる時期なだけです。それがずっと続いているなあと感じていました。

だから環境理解に力を注ぎました。
有力と思われるデックそれぞれについて戦績を記録できるスプレッドシートを作成、共有してデータを集める事、デジカの話ができる場を作ること、ひたすらデックを考え回すこと。

…とまあ色々やったのですが、結果様々な原因によりそれほどうまくいかないことが分かったので止めました。
一番ダメだったのは、特定のプレイヤーが全力で力を入れて取り組んでいるデックだけもりもり勝率が上がっていくことが分かった事です。フラットなデック相性のデータが取れない。

しかし分かったこともあります。デジモンカードは上手い人が強いデックをひたすらに極めればそれ以外のデックにはいくらでも勝てるようになるということです。これで上手い人がひたすらやり込んだ相性の悪いデック以外には勝てるようになります。

そこで一番デックのポテンシャルが高いと感じたファイターをひたすらやり込むことにしました。
マタドゥルモンは常に候補にあったのですが、予選で一度も勝てなかったことと、流石に掘り下げる余地が無い事が無視できずやめました。今思えば知らない相手に一番慣れたデックで挑むのは方針としても一貫していますし、立ち位置も悪くなかったですね。

ファイターの研究結果はこちらにまとめてあります。

-------------------------------------------------------------------

とまあここまで随分遅くなってしまいましたがここからGGTレポートをば。

1戦目 vs덴맨(デンマン)さん 勝ち

初戦は韓国勢vs日本勢になるようマッチングされていました。
僕の相手のデンマンさんは韓国の第一回予選で早々に権利を獲得した後、第二回予選でも優勝しているトップクラスの実力者です。第四回予選を終えても権利が無かった僕とは天と地の差がありますね。
とは言え相手のデックはアルカディロック。そういう相手の為のオメガモンが無双の活躍を見せて勝ち。流石にデック勝ちだった事は否めません。


2戦目 vsしぐーさん 負け

お互いにデックをほぼ知っている相手。リストを見せあったわけではありませんが何を使うかは確信しています。どんな対策が入っているのかも。
あちらのデックはほぼ間違いなくテリアヴォルク。となるとゲーム展開としては1ターン目負けから2ターン目以降デュークでロックをかけて準備が出来次第ブレードを連打するプランです。ロックをひたすらやり通してJFブレードで決める手もありますが、それを防ぐ為に相手のデックにはダンシング・ターイムが入っているに決まっているので前述のプランになります。
こちらのプランの隙になるのは1ターン目。ヴァイスでレベル3やデスマッチをINされるとロックが十分に機能しなくなるので本来の相性通りあっさりシュートされて死んでしまいます。
さて勝負の1ターン目。相手ヴァイス2枚。負け。


3戦目 vs몽테스토(モンテスト)さん 勝ち(配信卓0:05:00ぐらいから)

相手はマタドゥルモンキラーとして有名なプレイヤー。戦闘デックの確率が高いでしょう。
戦闘デックと言えばファイターはズバオメガに弱いです。またファイターミラーについても経験の差から韓国勢には劣ると考えられます。勝つプランは用意してありますが、それを対策された場合の対応は自力と経験が物を言うので分が悪いでしょう。その二つのデックであれば総じて不利と思われます。

第一ターン、公開されたレベル3はズバモン 。ズバオメガなら概ね負け。

とは言えやらないわけにはいきません。幸い一ターン目から出現インコネ援護の準備が出来ていたので出現して勝ち。
その後ずっとノイズリードバーンを恐れていたのですがあんまり来ず。リード粒子化8でファイターを落とされはしましたが、とにかくバーンが来ません。ついでにデスマッチも来なかったので悠々とデュークロックで時間を稼ぎます。
そいで寿命を迎えて粒子化も剥がし、いい感じに2連ブレードの準備も整ってきたのでブレードを振ったら一発目でレベルⅢが引けなかったようで勝ち。
配信を見るとギリギリまでミミを引きつけていたりブレードを振るちょうどそのターンにズバモンを捨ててしまっていたりと、かなり僕に都合のいい方向に「あと一手」が重なっていたようです。危なかった。


4戦目 vsハカセさん 勝ち

何を使うかはわかりませんが、これと言った自信のあるデックは恐らく無く、また未知のデックを用意する時間も無かった筈です。
となると、明確に不利なズバオメガ辺りでなければ概ね勝てるでしょう。
公開されたレベルⅢはブイモン。前々からRe-137オメガモンを使いたいと言っていた事を考えればこれは同型対決でしょう。マグナは性格的に握ると思えない。

案の定同型でした。同型対決はデックの理解度が深い方が勝つので流石に制作者である僕が勝ちます。


5戦目 vs(소나기)ソナギさん 負け(配信卓1:45:00ぐらいから)

ファイターミラー。デスマッチがメインに入っていてX抗体を先に貼られてしまったらこちらの強みは殆どないわけで、打つ手なしで早々に負け。

6戦目 vsJohnさん 負け

公開されたレベルⅢはテリアモン。これはヴォルクドラモンと予想できます。
さっきの試合の様にヴァイス2枚とはいきませんが、1枚だけは通されてしまいます。
ですがここまでなら許容範囲、2ターン目にファイター出現、デュークで逃げて3ターン目にはブレードを振って勝負を決めにかかります。
ここで決められれば楽だったのですが、レベルⅢを引かれていました。まあ想定内です。もう一度ブレードを決めれば…と思っていたところに公開されたのはハグルモン。

1秒ほど脳がフリーズしました。

ブレードで勝てない=速攻できない+ヴォルクドラモンには元々不利→負け
どうしましょう、勝てる見込みゼロです。
一応相手が死ぬほど事故ることに期待して年季を入れましたが当然間に合う筈もなく負け。今やり直すなら秘めをサイドインして都合よく進化させられたらブレードで首を跳ねるというプランを狙うしか無かったと思います。年季よりはマシ。

ここまでで3-3。決勝進出の目はもうありません。ならせめて勝ち越して終わりたいと思います。

7戦目 vsアリトさん 勝ち

予選最終戦はアリトさん。ここまで5-1という素晴らしい成績。勝てば一位通過、負けても予選通過は確定していたはず。
序盤に2-0していた後しぐーさんに待ったをかけられて2-1になったのは知っていましたが、その後全く勢いが衰えないとは。恐ろしいプレイヤーです。
ここで勝てば彼の事ですから勢いそのままに優勝してしまう筈で、日本勢の優勝は喜ばしい事なのですが、とは言っても僕だって負け越しなんて情けない結果に終わりたくはありません。全力でやらせてもらいます。
アリトさんのデックは知りませんが、でも100%ケルビモンです。ケルビモン相手では如何に粒子化を通すかが全て。粒子化を通せば数ターン好き放題できるのでその隙にブレードを2連打すればほぼ勝ちです。粒子化8を使われてしまったらオメガモンを連打して時間を稼ぎつつ寿命を狙うも良し、英雄のリミットを待つも良し。

というプラン通りに勝ち。相手がヴァイスを引けない不運もありましたが、まあデックがわかってればこんなもんです。



という訳で僕の最終成績は4-3。

日本勢には2-1、韓国勢には2-2と、よく知った相手には強いけど未知の相手にはそこそこの結果が出てしまいました。プレイスタイルと言うか、取り組み方を考えれば妥当かも知れないですね。
数では勝ち越していますが順位では下半分なのでちょっと悔しい気持ちもあります。

この後決勝ではしぐーさんとアリトさんが熱いバトルを繰り広げ、予選1位の有利をそのままにしぐーさんの優勝となりました。
しぐーさんとは特に多くの時間一緒に練習をした仲間なので、優勝した事は半分くらい自分の事のように嬉しかったですね。

全選手の最終結果は
優勝 しぐーさん 予選5-2(vs韓国勢2-2、日本勢3-0)
準優勝 アリトさん 予選5-2(vs韓国勢4-0、日本勢1-2)
3位 소나기(ソナギ)さん 予選4-3(vs韓国勢2-1、日本勢2-2)
4位  Johnさん 予選4-3(vs韓国勢2-1、日本勢2-2)
5位 八坂 予選4-3(vs韓国勢2-2、日本勢2-1)
6位 モンテスト(몽테스토)さん 予選2-5(vs韓国勢1-2、日本勢1-3)
7位 ハカセさん 予選2-5(vs韓国勢2-2、日本勢0-3)
8位 デンマン(덴맨)さん 予選2-5(vs韓国勢1-2、日本勢1-3)

これを見ると、しぐーさんと僕は知ってる相手には強く未知の相手にはそこそこと言う具合ですが、アリトさんは真逆で彼の事をよく知っていないと勝てないと言う強者そのものな結果を残している事がわかります。
改めて決勝進出者のレベルの高さを感じました。

---------------------------------------------------------------


と言う訳でぼくのGGT2019はこんなところです。

勝ちをひたすらに求め丸1年やってきた結果で、これが運も実力も合わせた今の結果だと思います。

願わくば次こそ世界一の座に着けるように、今まで以上に「勝ち」を求めていきたいですね。

韓国版デジモンカードオンライン対戦ツール DigiPro 導入マニュアル

デジモンカード
03 /11 2020
この記事は韓国の有志が開発したデジモンカードオンライン対戦ツールDigiProを紹介、導入の助けになるための記事です。

ダウンロードはこちらのページからできます。

1.はじめに
デジモンカードでオンライン対戦するだけならいつもお世話になっているデジタル窓さんのデジカ―オンラインがあります。
ですが、デジカ―オンラインは韓国の環境からだと動かないらしく、日本と韓国で交流戦をするには使えませんでした。
そこで、ならばこちらが韓国の方のツールを使えればいつでも海の向こうの強豪と戦えると言う訳です。


2.トップページ

top.png

トップページを開くとこんな感じ。メニューが表示されます。
すまねえ、ハングルはさっぱりなんだと言う僕みたいな人のために翻訳したものがこちらです。

トップ

ルーム作成(방만들기) は対戦ルームを作れます。ホストになるみたいなやつですね。デック読込(덱로드)で使いたいデックを選んだらプレイヤーネームを入力してルームを作ることが出来ます。

部屋に入る(들어가기) は予め誰かが作成したルームに入ることが出来ます。
この時ネットワークの問題かファイヤウォールに引っかかってるのかわからないんですがエラーが起きることがあるので、hamachi2を使ってネットワークを合わせて通信するとうまくいくようです。

デック作成(덱에디터)はこの対戦ツールで使うデックを作成する機能です。
デック作成画面に移動し、デックを作成してファイルとして保存することが出来ます。

デック読込(덱로드)は使うデックを読み込む機能です。
予め用意したデックファイルを読み込んで使います。読み込みをしても画面上に特に変化があるわけではないので注意です。何も起こらなくても読み込めてます。


3.デック作成画面

kori.png

こちらがデック作成画面です。
例によって翻訳したものがこちら

デック構築

この画面で、ブランクボックスにカードナンバーを入力してエンターを押すことでカードを表示させることが出来ます。それを左クリックでメインデックに、右クリックでサイドデックに入れることが出来ます。間違えて入れてしまったカードはデック内の戻したいカードをクリックすることで抜くことが出来ます。簡単!

デック保存(덱 저장)は作成したデックをファイルとして保存することが出来ます。保存したデックはプログラム内の「deck」と言うフォルダに入ります。サイドデックが完全じゃなくても保存できます。

デック読込(덱 로드)は作成したデックを読み込んで編集できます。
使用しているデックを細かく調整するのに便利です。

・デック整列(덱 정렬)はデックのカードをナンバー順に並べ替えるコマンドです。並び替えてもいいし、拘りがあるなら並び替えなくてもいいでしょう。

また、右下の戻るボタンからトップページに戻れます。


4.ルーム画面

room.png

ルーム作成(방만들기)を選択してプレイヤー名を入力すると表示されるのがこのルーム画面です。例によって翻訳します。

ルーム翻訳

スタート(시작)は試合を始めるためのボタンです。準備完了(준비)を押してアイコンが以下のように緑色になったらスタートを押して対戦を始めることが出来ます。
準備完了
ちなみに部屋に入る(들어가기) から他の人が作った部屋に入った場合、スタートを押すとこの緑色のアイコンになるのでそうしたらホストにゲームを始めてもらいましょう。
あと一人でゲームを始めて一人回しすることもできます。

準備完了(준비)は準備が出来ていることを示すボタンです。ルーム内の相手に準備ができたことを伝えられます。また自分がホストでない場合このボタンを押すと観戦待機中になるようです。もう一度押すと解除されます。

観戦(관전)は観戦モードで対戦中のルームに入れるんだと思います。このボタンを押すと名前の横の●が取れて観戦待機中になります。この状態でスタートを押すと観戦モードで試合画面に入ります。試合が始まってなくても入れます。

・戻るボタンでトップに戻ります。

5.試合画面

試合画面

こちらが試合画面です。便利なボタンがいっぱいなので気合入れて説明していきますよ。

DigiPro翻訳

これは左下のボタンがいっぱいある部分を翻訳したものです。実は一番最初に作ったので画像編集がガバいのは大目に見てください。

・白のボタンは各フェイズと先手後手、パスの意思表示ができます。これらを押すと赤い選択枠が移動するほか、右のチャット欄にボタンを押したログが残ります。

・まずはデック内のレベルⅢのカードナンバーをブランクボックスに入れて成長期(성장기)を押すと、デック内のそのカードを手札に持ってくることが出来ます。この他にもデック内やDA内、サイドからサーチするときにはこのブランクボックスを使います。

・赤いボタンの1つ目、移動(1)(이동1)を選択している状態だとカードをドラッグして移動させることが出来ます。まずは先ほどサーチしたレベルⅢをデジモンボックスに移動させるのに使うでしょう。

さてここまで操作した様子が以下のような感じ
batoru1.png
ドルモンの左上に●がついてますね。これが相手からは見えてないという状態…と言うかまだフィールドに出していない状態です。ボックスの上に移動させたけど手を放していないようなイメージ。

・これを消すのが青いボタンの一つセット(S)필드Sです。赤いボタンの二つ目、選択(2)선택2を押してカードを選択状態にしてからこれを押すと裏向きでフィールドにセットできます。以降フィールドにカードを出すときはすべてこうやって出します。出したカードは裏向きですが、右クリックで表にすることが出来ます。またセットはキーボードのSでも代用できます。

また、青のグループのボタンはすべて選択(2)で選択したカードに対してアクションするボタンです。

回転は90度回転。

捨て(D)はカードをダークエリアの上に捨てるボタン。キーボードのDで代用できます。

ネット上に戻すはネットの上に戻すボタン。主に芽心でよく使いますね。戻した後にシャッフルボタンを押しておきましょう。

・+と-はカードの表示の優先度だと思います。一番上に表示させたいカードは+しておきましょう。

サイド交代はデジヴァイス01を選択してブランクボックスにサイドインしたいカードナンバーを入れてから押すことでそのカードをサイドインすることが出来ます。サイドインした後はシャッフルも忘れないように。

緑のボタンも説明していきます。

ドロー(A)はネットから1枚ドローするボタン。キーボードのAで代用できます。

ネット上から持ってくるは裏向きのままネットの上からカードを引いてくるようなイメージ。実はこのソフト、ネットとダークエリアに触れることが出来ないので、ネットの上のカードをドラッグしたいときにはこのコマンドを使います。主にポイントゲージのカードと進化準備などで使います。

DA上から持ってくるはダークエリアの上から引いてくるコマンドです。多分力の渇望で使います。

DAサーチはダークエリアから任意のカードをサーチできるコマンドです。チャット欄上にある3つのピンクのボタンの一番右がダークエリアの確認ができるボタンなので、それを見ながらほしいカードのナンバーをブランクボックスに入力してこのボタンを押せばサーチできます。ちなみにダークエリアの確認ボタンを押すとチャットログに残るのでゲーム中不正に見るとバレます。やめましょう。

ドロー5は5枚ドローです。5枚以上引きたいときの他、芽心やオメガモンの処理をするのに非常に便利です。

手札整列はフィールドにセットしていない全てのカード(●のついているカード)を見やすく並べるコマンドです。並び順は変わらないので芽心で引いた後に整列させても混ざらないで選べるのだとか。

シャッフルはシャッフルです。

DAシャッフルはダークエリアを切るのに使います。デジモン墓場を使う時ですね。

寿命処理は寿命処理です。ダークエリアをネットに戻してシャッフルします。

最後にチャット欄上部の3つの赤いボタンを説明します。

チャット欄

メインはメインデックのレシピをいつでも確認できます。チャットログにも残りません。

サイドはサイドデックをいつでも確認できます。もちろんログに残りません。

DAは現在のダークエリアの様子を確認できます。順番までその通りで。ログに残ります。

6.通信
部屋に入る際にIPアドレスを入力する事になりますが、ホストの人のIPアドレスを入れないとルームが見つからずエラーを起こしてしまいます。
そのためネットワークを合わせるために韓国勢が使っているのがhamachiです。懐かしい響きですねhamachi。仮想ローカルネットワークを作って共有するためのソフトです。

こちらからダウンロードできます。

こちらをインストールして一人がネットワークを作成し、もう一人がネットワークに入れば準備完了です。ルーム作成者は普通にルームを作り、部屋に入る側はホストのIPアドレスを入力すればルームに入れます。
部屋に入れたらスタートを押してホストがスタートするのを待ちましょう。

 hamachiだとセキュリティ的に不安だという方はまあ残念ですが諦めるしかないかもしれません。僕はその辺詳しくないので解決方法もわかりませんし、信用するしかないのかなと。



これで相手さえいればきっとDigiProでゲームすることが出来ると思います。
ここまで読んでくれたあなたにきっと良いデジカライフのあらんことを。

デジモンカード プレミアムエディション デジモンアドベンチャーLAST EVOLUTION 絆 レビュー

デジモンカード
03 /07 2020
長えなタイトル。いや商品名だけど。

と言う訳で2月21日、ラスエボの公開と共にデジカも新セットが発売されました。前回に引き続きプレミアムエディション商法です。カードが少ないのは残念ですがまあお手頃でいいと思います。
2517186_1.jpg

と言う訳で今回もレビューしていきましょう。今更ネタバレとか知ったこっちゃないので気になるならこんなブログ見てないで早く劇場に走ってください。面白いので。


Re-145 オメガモン
Re-145.jpg

このセット一番の問題児。何だRe-137と言いオメガモンってやつは悪い事しかしないな。
出現条件の「ネットからカードを15枚引き、このカードを手札から出現させる(バトル中のみ)◎出現後、手札10枚をダークエリアに送る」と言う部分がこのカードの本質ですが、どう見てもやばい匂いがしますね。このレベルのドロソが許されるカードゲームを僕は知りません。
15枚引いてから10枚捨てるため、15枚の内から5枚選んで加えるよりも強いです。要は芽心より強いテキストって事ですね。
これのお陰で出せればほぼ理想の手札を揃えられるため様々な理不尽コンボが生まれます。詳しくはそのうちデックガイドでも書きますかね。
弱点は15枚引くことが条件なため、ネットが15枚以上ないと出せないという事。
これはデックが30枚しかなく、もりもり手札交換できるデジカにおいてはほぼ初ターンにしか出せないと同義なので結構重いです。唯一の良心。
また出現条件以外にも目を向けてやると、基本能力もりもりでファイターに睨みを利かせつつ相手オプションの効果を受けないは普通に優秀。属性不明に対して+800は同時収録の絆アグガブに有効かと思いきやAを0にされてC900で殴られるだけなので実用性は今一つ?エオスモンには有効かもしれませんね。あと援護のパートナー+1000が地味にとても強いように見えます。Re-131がかわいそうになってくる。

まあともかくこれまでの環境に影響を与える凄いカードであることは間違いないと思います。

あとついでにアルティでもすごいカードです。アルティではデックが60枚なためハイコロのように1キルコンボのお供になることはないですが、逆にいつでも出せるためただただ強いドローソースとして活躍します。これまでいかに早く謎の男を出すだけのゲームだった側面の強いアルティですが、このカードと後述の絆ガブモンの登場により出遅れても十分に巻き返せるゲームになったように思います。今のアルティは凄いですよ(宣伝)。


Re-146 アグモン -勇気の絆-
Re-146.jpg

オメガモンがアンフェアデックの代表なら、このアグモン-勇気の絆-はフェアデックの代表です。
速さ、強さ、打点、制圧力。戦闘する究極体に求めるものを全て高いレベルで備えており、隙のない一枚。特に最近ご無沙汰だった「特殊能力無し」は、粒子化を最も強く使いこなすことで新デック全般に対して常に良い立ち位置に着けているマタドゥルモンに待ったをかける妙手です。
戦闘デックとして、前環境の基準であるファイターには一歩劣るのが痛手ですが、それ以外のデックにはかなり強く出ることが出来るでしょう。自前の能力で勝つ事と勝ちをゲームの勝利につなげる事が完結しているので自由枠を好きに取れるのも魅力です。
弱点は相手のスロットに触れない事と粒子化です。構築でうまくカバーしましょう。
あ、そうそうこれは寝言なんですが、お前所属「パートナー」持ってないの嘘だろふざけんなよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


Re-147 ガブモン -友情の絆-
Re-147.jpg

こいつもパートナー持ってないの正直許さんからな。まあそれは置いといて。絆アグモンがポイントを20攻めるのに対し、こちらはバトルに勝つと相手のネットを20枚責めます。ネットを責めるのは悪くないのですが、直接勝利につながる絆アグモンにくらえると見劣りするというのが正直なところです。出現のために必要な「石田ヤマト」が「八神太一」に性能で今一つ劣るのも評価を下げる一因です。
こいつが輝くのはハイコロよりも専らアルティだと思います。アルティではいかに盤面で圧倒的優位を築き50点や60点を叩きこむかで勝負が決まるので絆アグモンが一人で頑張るよりも絆ガブモンがネットを吹っ飛ばして寿命にさせる方が影響力が大きいです。先に紹介したオメガモンと合わせて速攻で出現することで従来の謎の男デックにも十分に戦えるのが素晴らしい。またハイコロで微妙と評価した石田が輝くコンボがあるとかないとか…?


Re-148 エオスモン成熟期
Re-148.jpg

唯一無二の要素を多数備えた魅力的な一枚。
まずは出現条件。他のレベルⅢと交換されるまでダークエリアに送られないテキストは、ゲーム的にはデ・リーパーADR2などと同じ扱い。これにより常にデジモンボックス残り続けるレベルⅣとなるので、様々な悪用が考えられます。
昆虫型と入れ替える事で出現する部分はゲーム的には制約が大きいですが、フレーバー的に非常に芳醇でグッド。モルフォモンと入れ替わってパートナーの位置に収まると言うのがラスエボにおけるエオスモンという存在への一つのアンサーになっている様に思います。
引き分けの時にポイントを減らさない効果は初めてではないですが、情報欄に書かれている点が非常に強力。
そして能力は「選ばれし」子供をネバーランドに送り、ついでに相手の攻撃力を10にするというもの。芽心がほぼ必須のファイターを完封できる事が魅力です。
殴って良し、逃げて良し、怪しいコンボを考えても良し。器用で魅力的な一枚だと思います。


Re-149 エクスブイモン
Re-149.jpg

低コストビートダウンと言うアーキタイプがあります。僕が勝手に呼んでいるだけですが
GGTの翌日に行われた春日部大会でGGT参加者の6/8が参加する修羅卓の中、優勝したのがメタ外のシャウトモン単だったことは記憶に新しいですが、低コストビートダウンとはこういうデックの事を指します。
このアーキタイプについて語ると長くなるので結論だけ言うと、低コストビートダウンは究極体ビートダウンに対して強いです。ファイター、ケルビ、絆アグモン、その他色々ありますが、特別低コストビートを意識した構築でなければ基本的にどれに対しても有利です。
低コストビートダウンが究極体ビートダウンに有利な理由は、盤面構築に時間と手間をかけることなく毎ターンプレッシャーをかけ続けることができ、1勝の価値が違うので数ターンに1度崩せればポイント面でそれまでの負けを一気に取り返すことが出来るからです。
その毎ターンプレッシャーをかけ続けるという点で必要なのが4~6枚程度の援護です。また大物を倒すことを勝ち筋にしている低コストビートダウンにとって、最も相性のいいバーンカードがRe-3t八神太一です。さて、言いたいことがわかってきましたね。そう、このセットのエクスブイモンとスティングモンはまさにこのアーキタイプのために生まれてきたような性能をしているということです。
一見すると絆アグモンと絆ガブモンのサポートのような顔をしていますが、絆デジモンたちの援護にならないエクスブイモンらを入れる枠は彼らのデックにはありません。エオスモンやシャウトモンたちのお供として頑張ってほしいなと個人的には思います。

あとついでですが、イラストがパイルドラモンへの進化バンクを再現してるっぽいの、いいですよね。中野牌人氏のヒロイックな絵柄とかみ合っていてとても良いです。


Re-150 スティングモン
Re-150.jpg

エクスブイモンの方で書きたいこと大体書いちゃったので書くことあんま無いんですけど、実はエクスブイモンがダークエリアから拾ってくるのに対してスティングモンはネットから拾ってきます。デジカでは数少ないネットを確認できるカードなので、ゲージを特定できるカードとしても優秀かもしれません。
あとエクスブイモンとスティングモン、背景は違ってもどちらもフィールドをNspとWG両方持ってるのがなんかいいですよね。絵柄も相まってこいつらから進化できる優秀なパイルドラモンが欲しくなります。


Re-151 パートナーとの絆!
Re-151.jpg

これもまあすごいカードですね。登場以来常に環境を支配し続けてきたヴォルクドラモンを真っ向からメタるカードです。
それだけかと思いきや容量が200あるのでログの代わりに前PE勢の出現に使えますし、なぜか攻撃力が上がるし重ねがけもできるしめったな事では剥がれないので雑にビートダウンに積むことが肯定されます。ていうか複数積むと大抵の攻撃力計算が台無しになります。ふざけやがって。
面倒なので霧やシャッガイで無力化したりマタドゥルモンで発動前に吹っ飛ばしたりしましょう。ついでに自分は使いましょう。そんな感じのパワーカード。



以上7枚でした。どのカードも使いどころがあって最近の公式はカード作るの上手いなあってしきりに感心するばかりです。

今後新デジカが控えている中でまだ旧デジカが発売されるのかはわかりませんが、次のセットのレビューでまた会えるといいですね。それでは。

【観戦記事】デジタルモンスターカードゲームGGT2019 決勝戦

大会レポ
02 /22 2020
世界一

それがどんな分野であれ、本気でその位を目指した事がある人は果たしてどのくらいいるだろうか。
どんな分野でも本当に果てしない、頂の見えない高みであると思う。

そんな高みにテイマーとして挑み、そしてあと一歩で頂に手が届く舞台、GGT決勝。
テイマーとしての世界一とは、どんな景色なのか。そして最強のテイマーとは、如何なるものか。
その答えは、彼らのうちどちらか一方だけが知る事になる。


GGT予選ラウンド1位。しぐー

今となっては遠い昔のデジカ現役当時、最後の勝利の栄光を手にして以来頂点に君臨する名実共に日本最強のプレイヤー。
頂点の景色を知る彼が殆ど唯一と言って良い持たざる栄光がGT優勝のタイトル、そして世界最強の証明だ。

sigGGTメイン sigGGTサイド

共に戦うパートナーは勿論あの日頂点に立った時と同じヴォルクドラモン。他の誰よりも信頼できるパートナーだからこそ、誰も見た事のない高みにも共に登ってくれるに違いない。


GGT予選ラウンド2位。アリト

世界的に知られるラーナモンテイマーである彼は、2015年のGTにて初めて完膚なきまでの挫折を経験する。
ラーナモンテイマーとしての限界。彼が突き当たった「好きなデジモンでは勝てない」という事実は数多のテイマーを引退させてきた残酷な現実だ。
しかし彼はその現実を乗り越えてここに来た。ラーナモンテイマーとしての愛の形はそのままに、さらに広く深く追求したフロンティアマスターとして。愛だけでは敵わなかった限界を、しかしあくまで真っ直ぐに超えてきた。

aritoGGTメイン aritoGGTサイド

その想いにデックは応える。世界一の愛を受けたパートナーがきっと証明してくれる筈だ。彼こそが最強のテイマーであると。頂点まではあと一歩。


試合開始の直前、掛かっているものの大きさと裏腹に両者のやり取りは和やかだった。それは壮絶な予選を抜けて決勝に進めた事の安堵と、共に強敵であった韓国勢を下して決めた見知った仲同士の決勝だからか。

アリトvsしぐー
ケルビモンvsヴォルクドラモン
このマッチアップの急所は、ケルビモン側が如何に早く殴りきるかという点に尽きる。愚直に戦えばとても追いつけないヴォルクドラモンのシュートに対し、出来る限り早く年季によるクロックを展開して、各種ターミナル等で守って何とか殴りきる。それが出来るか否か。
運命の悪戯か、このマッチアップは初めてではない。第一回GCS決勝の舞台でも全く同じ対面があった。
その時の勝者はアリト&ケルビモンだった。理論値に近い速攻によってヴォルクドラモンのシュートを許さない暴力の勝利。
さて、今日の結末はどうなるのか。あの日の再現となるか、リベンジとなるか。

試合開始の合図が響くと空気はピンと張り詰める。遊びはもう無い。この先にあるのは決着のみ。


立ち上がりは静かなスタートだった。アリトは戦闘デックらしく豹変で勝ちを拾いつつ、デジヴァイス01で次ターン以降への布石を打つ。一方でしぐーは芽心で手札を整え、次のターンの動きに繋げる。
そして早くも動き出したのはしぐーだ。2ターン目、ヴォルクドラモンへの進化とデジモン墓場を決め、キュートモンと合わせて流れる様に40点のシュートを決める。更にガーベモンを貼り、後続への警戒も絶やさない。対してアリトはキュートモンとデジノームを発動し、ポイントの揺り戻しと更なる準備を進める。
3ターン目、こちらも負けてはいられないとアリトも漸く進化準備をするが、しかし返しのしぐーはまたもヴォルクドラモンへの進化を予約する。これが決まればもう決着。ここまでかかり続けてきたエンジンでヴォルクドラモンは正しく噴火寸前だった。
しかしこの舞台、仕上がっているのはしぐーだけではない。アグモンをケルビモンに進化させたアリトが表にしたのはこの場面で唯一の解答となるウルドターミナル!観客席から歓声が上がった。
これを受けてしぐーは進化を諦める。代わりにシャッガイホールを表にし、汚れた英雄の合間を縫ってヴァイスを通しに行った。このターンは遅れを取ったが、未来に希望を託す。

最高のプレイを見せたアリトの勢いは止まらない。忌々しいシャッガイホールをチィリンモンで吹き飛ばすと続け様にデジヴァイス01と戦いの年季というこれまた理想的な展開を見せる。これにより勝負の天秤は大きく揺れた。
しかししぐーもまた一歩も引かず烈火の如く攻め立てる。ヴォルクドラモンへ進化を決めたと思えば、発動するのはガーベモンの上から相手のスロットを消し飛ばすスロットリード!!
しかしこれにより「ターミナル」を公開したアリトはポイントを原点まで回復させる。ヴォルクドラモンの弾は8枚。決着には僅かに届かない。少考の後デジモン墓場をガーベモンに食わせたしぐーは80点のバーンを与える。

「勝てば良かったな…」

ここでしぐーは致命的なミスに気付く。ヴォルクドラモンはケルビモンにバトルで勝てるという事を。勝てば30点+次のターン80点+墓場の30点で確実に勝っていたという事を。激戦に次ぐ激戦により、彼の体力にも限界が迫ってきていた。
その後ドーベルモンでケルビモンを落とすも時既に遅し。ポイントはキュートモンにより安全圏へ避難されている。
そして生き残ったからには今度はこちらの番とばかりにアリトが運命的な引きで攻めに転じる。再度ケルビモンへの進化とウルドターミナルを決め、ヴォルクドラモンのシュートをまたも不発に終わらせ、次いで年季で王手をかける。

「残り1ターン。」

アリトが呟いたその言葉は、単に汚れた英雄のリミットを数えただけだろうか。
ポイントは10対20。このターンが正真正銘のラストターンだった。

先攻、最高の盤面を築いたアリトは何もする事なく準備を終える。
後攻、寿命を迎えた直後のネットから、しぐーは2枚の手札を残し4枚のカードを引く。一枚ずつ、祈るように。手札を確認したしぐーは力強く進化準備とスロットのセットを行う。
半ば引かれたことを確信したアリトは、それでも最後まで全力を尽くした。進化フェイズでガーベモンを援護に置き、全力で迎え撃つ構え。
しかし止まらない。ヴォルクドラモンと同時に生まれた最強のオプション、スロットリードは止まらない!
アリトを守るウルドターミナルを焦土に変えたヴォルクドラモンに、しぐーは最後の指示を出す。


テイマーは一人で戦っていたのだろうか。

このゲーム中、しぐーは僅か9ターンの間に5回ものヴォルクドラモンへの進化を決めた。
ミスもあったが、それをカバーするだけの超展開がそこにはあった。
対するアリトもまた、その超展開を二度も防いでいる。進化、英雄、ウルドターミナル、次のターンには戦いの年季。必要なカードを全て揃えて。
お互いにデックの100%を超えるパフォーマンスを引き出していた。あたかもデックが、パートナーが意思を持ってテイマーを助ける様に。
最強のテイマーとは、きっとそういうものなのだろう。この決勝を見てそう思う。


デジタルモンスターカードゲームグローバルグランドトーナメント優勝はしぐー&ヴォルクドラモン!おめでとう!!!!

八坂

旧デジモンカードシーズン1、
アルティメットバトルルールには明るいです。